最も多いのは、避妊・去勢手術です。当院では、年間約800件の手術を行っています。避妊・去勢手術は、バースコントロールの他、成人病予防の対策にもなります。当院では、生後6ヶ月以降の手術を推奨しています。
その他にも、当院では、誤飲、骨折、尿道・膀胱・腎臓などの結石、腫瘍摘出、内視鏡オペ、軟部外科、整形外科など、さまざまなケースに対応した手術を行っております。
当院の手術における基本方針は、何よりも手術時の動物の負担と痛みを軽くし、的確に最小限の部位を手術することで早期の回復を促すことです。そのためにシーラー器具(ソノサージ)や炭酸ガスレーザー、ダイオードレーザーといった、最新の設備を導入しています。
シーラーとは、血管や組織をパックして切断する器具で、縫合の必要がありません。従って、出血も最小限に止め、動物の身体の痛みや負担を減らし、スムーズで短時間の手術をすることができます。
炭酸ガスレーザーとは、水に吸収されやすい性質をもったレーザーで、これを照射すると、「蒸散」(細胞を蒸発)させることができるものです。これにより、皮膚などにできた腫瘍やいぼなどを、切開せずに取り除くことができ、痛みも傷口も最小限に抑えることができます。局部麻酔で行えることも多く、デリケートな部位の手術や、麻酔のリスクの高い高齢の動物の場合も安心です。
豆柴の骨折オペ Before
After
ポメラニアンの Before
After